100カ国を超える世界の国々で自然保護を行う、パンダのマークがトレードマークのWWF。今回はWWF WWF UKのCEO、デイビッド・ナスバムさんの独占インタビューをお届けします。

公認会計士として、ベンチャーキャピタル等でのビジネスキャリアを持つ彼は、2007年5月、WWF UKのCEOに就任しています。

現時点でのWWF UKの一番の目標でありテーマは、気候変動やCO2排出削減の取り組みの支援との事でした。

英国政府のこれらテーマや環境問題への取り組みにはある一定の評価は下している様が、日本同様、政府の縦割り行政への疑問を投げかけています。省庁間での意見調整や税制に絡む問題等を解決し、政府として一本筋の通った政策が求められている様です。

米国では有力な機関投資家が中心となり、企業に対して、環境への取り組みやCO2排出の情報開示をより促進させるため、それら情報のディスクロージャーに関する法制度化を求めている様ですが、日本も含めて、こうした新しい、そして厳しいルールを定める必要が今後はあるのかもしれません。

そして、私達個人が、出来ることへのメッセージはとても参考になり考えさせられるものでした。

交通・家・食の問題から、企業が発するメッセージが本当に信憑性があるものなのか・・・
国の政策や法制度の整備と併せて、消費者であり、一般生活者である私達がもっと環境問題にも関心を持ち、そして私達自身がもっと賢くなる必要があるようです。

これまでのビジネスキャリアをどう気候変動や自然環境を守るために生かしていくのか、今後の動向に注目です。

＜関連webサイト＞
WWF CEO デイビッド・ナスバム氏プロフィール（英語）
http://www.wwf.org.uk/core/about/ceo_bio.asp

WWFジャパン
http://www.wwf.or.jp/