ガラスの地球~スティングからのメッセージ

fragile_planet02.jpgこの映像では、スティングの歌fragileにのせて、fragile planet(もろい地球)の現状と、今すべきことが表現されています。

映像はUNEP(国連環境改革)のUNEP Climate Neutral NETWORK(国連環境計画/環境負荷のないネットワーク)のプロジェクトの一環として作られました。UNEP Climate Neutral NETWORKは、国連環境計画が立ち上げた、温室効果ガスを削減しようとしている国、都市、企業、団体などのネットワークで、様々なニュースやビデオ映像、ネットワークに加盟している団体や企業の情報発信をおこなっています。

fragile_planet01.jpgスティングの歌Fragileは「暴力は何の解決にもならない。雨は星の涙のように降り続ける。雨は僕らがどんなにもろいか、語り続ける」と歌っています。その歌の内容とぴったり合うように映し出される、もろい地球の姿。字幕で語られる地球の危機が心に迫ります。
特に注目したいのは、前半に出てくる足跡。これは、カーボンフットプリントを表しています。カーボンフットプリントとは、資源をとる時点から捨てるまで,商品のライフサイクル全般で排出された温室効果ガスをCO2排出量に換算して出したもの。これは日々の行動にも当てはまります。オフィスでたくさんの電気をつける、自動車で通勤する、火力発電をおこなう・・・これらは全て、大きなカーボンフットプリントになるのです。

fragile_planet03.jpgとはいえ、絶望ばかりではありません。この映像は、最後は前向きなメッセージで終わります。それは、太陽光発電などの持続可能な技術や省エネなどで温暖化を防止することはできる、ということ。そして、やるのは今、ここしかないこと。みなさんもぜひ、映像からこのメッセージを受け止めてください。
【執筆】阿久津 美穂(Slow Media Works)
http://www.slowmediaworks.net

関連webサイト

● UNEP Climate Neutral NETWORK(国連環境計画/環境負荷のないネットワーク)
国連環境計画が立ち上げた、温室効果ガスを削減しようとしている国、企業、団体などのネットワーク。
http://www.climateneutral.unep.org/cnn_frontpage.aspx?m=49