石油に依存する私たち~GREENDAYのメッセージ
- Resisted date2008.09.05 |
- Movie Time1:54 |
この番組は、アメリカの人気パンクバンドGREENDAYと環境NGOのNRDCが共同でおこなっているキャンペーンの一環で制作された番組です。テーマは石油依存。ブッシュ大統領が「アメリカの石油依存は深刻な問題だ」という演説をおこなったのをきっかけにして、どうすれば石油依存から脱却できるのか、私たちができることは?という質問への答えが1分54秒の番組の中に詰まっています。
日本でも人気抜群のバンドGREENDAYは、カリフォルニア州出身の3人組のパンクロックバンド。歌を通して社会や環境問題に関して訴えることも多く、2004年のグラミー賞受賞アルバム『American Idiot』は、世界中の人々の政治や社会問題への関心を高めたと言われています。一方のNRDCは、アメリカ国内で発足した、環境問題への人々の関心を高める活動や、署名や議会への訴えかけを積極的におこなっているNGOです。人気パンクバンドと環境NGOがタッグを組み、環境問題の訴えをおこなっているのです。
番組では、ブッシュ大統領が北極圏の自然保護区に油田を開発しようとしていることを批判しています。でも批判だけでなく、クリーンカー(ハイブリッド車などの環境に優しい自動車)とバイオ燃料などの代替燃料を使用すれば1日250万バレルの石油の節約ができることを前提に、政府ができることもしっかり提案しています。その内容は、企業の低燃費自動車の開発、生産の強要、代替燃料の支援、政府機関のハイブリッド車の購入、使用など。そして私たち1人1人からの働きかけに大きな力があることを示し、最後は「GREENDAY+NRDCのサイトに訪れてください。みんなで政府に働きかけていこう」という言葉で締められています。
このキャンペーンのサイトには、GREENDAYがなぜ環境問題に関心を持つようになったのかを紹介するビデオなどもあり、とても面白い内容になっているので、この番組を観た後は、ぜひサイトも観てみてください。
【執筆】阿久津 美穂(Slow Media Works)http://www.slowmediaworks.net
<関連webサイト>
● GREENDAY+NRDCのキャンペーンサイト(英語)
キャンペーンの内容、関連ビデオクリップ、私たちができること(議会に訴える方法など)などがあります。
http://www.greendaynrdc.com/