持続可能な社会実現にむけて~Green Week
- Resisted date2007.12.14 |
- Movie Time5:53 |
持続可能な社会の実現が求められる中、これまでの企業の財務面で監査役の役割を果たしていた、会計士も今後のその重要性がますます問われそうです。
2007年10月、大阪では、アジア太平洋地区の20ヶ国の会計士が終結し、持続可能な社会に向けて、大きな一歩を踏み出しました。
その大きな一歩とは、大阪宣言と呼ばれるもので、イベント当日の会議上において、この大阪宣言が満場一致で世界中の会計士から了承を得られたのです。
ここでは、その大阪宣言の一部をそのまま引用しましょう。
「アジア太平洋地域のみならず、世界全体にとっても、環境と経済の両立をはかり、持続可能な発展を追求していくことが重要であり、また、この発展は、世代間の衡平の原則を確固たる基盤とし、社会の全構成員の利害、特に発展途上国の利害を十分に考慮することが不可欠です。これを実現するにあたり、会計士が果たすべき役割は極めて大きく、この役割を果たすことによって、公共の利益に貢献することができます。
私たちは、地球社会の持続可能な発展に貢献するため、会計士及び会計研究者が緊密に情報を交換するとともに、他のイニシアチブとも協力できる体制を構築するようつとめることをここに宣言します。」
そして、番組の中でのとても印象的だったコメントを一つ。
「企業の環境パフォーマンスを向上させるには、組織の全ての人達が関わらなければならない」~番組で登場するオーストラリアの大学教授のコメントです。
企業の社会貢献活動やCSR活動が活発化し、このような活動をアピールする企業CMも増えています。、外部にアピールするための環境報告書・CSRレポートの発行部数ではトップを日本企業にとっては、とても示唆のあるコメントではないでしょうか?
企業が発行するCSRレポート、誰に向けて発行していますか?こんな質問を担当部署の方々に聞いたことがありますが、結構自社の社員に向けて・・という回答が多いんです。
環境パフォーマンスを上げるには、組織全体で取り組まなければならない・・企業内でCSRレポート発行を担当されている部署の方々が、このことを一番理解しているのかも知れません。
<関連webサイト>
CAPA OSAKA 2007
http://www.capaosaka.com/
アジア太平洋会計士連盟 (CAPA)
http://www.capa.com.my/
日本公認会計士協会
http://www.hp.jicpa.or.jp/