地球の面積の70%を占めている海。そして、頭上に無限に広がる空。私たちの暮らすこの星は青い色に包まれた惑星です。それを踏まえて、かの有名なゼロエミッションを提唱し、エコ洗剤の代名詞的存在であるエコベール社の創設者であるグンター・パウリ氏は、グリーン・エコノミーを超える次世代の概念、ブルー・エコノミーを提唱しています。グリーン・エコノミーとは環境に配慮した経済モデル。しかし、環境に配慮しながらも、結果的に他の場所を破壊することに繋がっていることが多く、グンター氏はエコベール社の経営でヨーロッパの川を綺麗にするたびに、インドネシアのオランウータンの住処を破壊していることに気付いたと語っていました。

それに対し、ブルーエコノミーは今あるものを利用して、環境を汚染することなく、経済を発展させる科学的に実証されたイノベーション＝技術革新を100つ挙げて、その実践することで、現在の経済モデルをシフトすることを主張しています。

映像でも語っているシマウマの白色と黒色によって、風を発生させる仕組みを建築に応用して建物の温度を下げる手法はとてもわかりやすい技術革新の一つだと思います。グンター氏の著書「The Blue Economy」は残念ながら、日本語版は発売されていませんが、英語版を下記のURLで購入することもできます。残りの99のイノベーションを知りたい方は是非！

［関連サイト］
● Blue Economy Japan
http://www.blueeconomyjapan.org/