エコツーリズムは救いの神か!?~台湾の例
- Resisted date2011.06.24 |
- Movie Time3:57 |
台湾と聞いて思い浮かべるのは、暑い国、美しいリゾート地といったところでしょうか。マイナスイメージとしては、マグロの違法操業が近年では話題に上ることが増えています。マグロの乱獲が相次ぎ、マグロ以外にも魚が減少しているほか、サンゴ礁やそこに生息する生き物たちも生息地を奪われつつあります。
自然環境の悪化を食い止め、なおかつ漁獲高の減少による経済の落ち込みを食い止めるため、今、台湾各地は観光に力を入れ始めています。そこに「エコツーリズム」の考え方を取り入れます。台湾には多くの離島がありますが、そこには野鳥が生息するほかアオミドリガメが産卵に訪れるなど貴重な自然が多くあります。
離島のうち、小琉球は台湾にある島で唯一、サンゴ礁によってできた島です。世界3大サンゴ礁島の筆頭にもあげられています。しかしサンゴ礁も消えゆく一方です。そこで、観光客が自然に触れるツアーなどを行って島の収入を確保し、さらに人々の自然への意識も高めてもらうことにしました。VTRに登場するカメの保護活動をする男性は、早く政府が対策を打たないと、カメもサンゴと同じように消えていく運命だと訴えています。消えてしまってからでは遅いのです。
【参考サイト】
台湾通信HP.
http://taitsu-news.com/front/bin/ptdetail.phtml?Part=top10052705
台湾観光局HP
http://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0016855
小田原由花