ノルウェイの環境保護団体「Miljøagentene（英語：Eco-Agents）」から届けられたキューとでシュールな映像を、３回にわたってご紹介します。Miljøagenteneの活動目的は、未来を担う子どもたちに、自然の大切さや自分たちの生活がどのように地球環境に影響を与えているかを知ってもらい、そして子どもたちに発言する場所を提供することで、１９９２年に設立されました。

今回の映像は、しっかりゴミの分別収集が出来なかったパパを見て、娘とその友人がガッカリするという内容。同級生の男の子と一緒に家へ帰って来たパパは、とても気まずそうな顔をしています。そこで男の子が「君のパパは、まとめてゴミを捨てようとしてたよ」と言うと、「結局は全部同じ場所に行くことになるのに、なんで分別する必要があるのか理解できないんだ」とパパは言います。それを聞いた娘は、「またか」と言わんばかりの呆れた表情を浮かべ、アゴで「奥に行きなさい」と指図します。そして少年と少女は、最後にこう言い合って別れます。「怒ってないけど、すっごくガッカリしてるわ」

自分の子どもにこう言われてしまっては、大人もかなりこたえるでしょう。環境教育が広がりつつある今、環境保護について知識を持つ子どもたちがだんだん増えてきています。経済成長やそれに伴う開発にばかり目を向けていた大人たちは、この映像のようにこれから肩身が狭い思いをすることになるかもしれません。子どもたちに負けないよう、大人もしっかり環境について勉強しなければいけませんね。まずは、分別収集について学んでみてはいかがですか？

執筆：green writer 植村レイラ

＜関連ＵＲＬ＞
・Miljøagenteneのサイト（ノルウェイ語）
http://www.miljoagentene.no/