今回の番組は、全米野生生物連盟のGood Neighbor Program（グッド・ネイバー・プログラム）の紹介です。このプログラムは、地球温暖化対策として家や地域でエコなことをやろう！というプログラムで、ウェブサイトを訪れると、自分がやっているエコ対策がチェックできるようになっており、それが20ポイント貯まるとGood Neighborとして全米野生生物連盟から認定されます。

このグッドネイバーの好例が、番組で紹介している新居に移ったばかりのクリフとエミー。家を省エネかつエコにしようということで、様々な工夫をしているのですが、今回紹介しているのは、窓の工夫。古い窓だとすきま風がたくさん入るため、夏は暑く、冬は寒いのですが、新しい窓に代えた結果、室内のエネルギーを逃がさなくなったそうです。その結果、初期投資としてお金はかかったものの、電気代が既に50ドル節約できた、とのこと。これは取り付けた直後の夏の話で、冬は80％節約できるはず、とのことです。

番組で紹介している省エネのアイデアはこれだけですが、この他にもグッドネイバーのウェブサイトには、省エネ型の電球に替える、シャワーの時間を5分短縮する、地元産の植物を植える、使わない場所の電気を消すなど、日々の生活や家の工夫でできることがいろいろ紹介されています。番組の終わりでクリフさんが「地域ぐるみで多くの人々が協力し合えば、目標を達成できます」と語っていますが、確かにそのとおり。温暖化対策のために、まずはみんなで協力し合い、できることからエコ化を進めるのが大事だな、とあらためて感じさせてくれます。番組を観たあとは、ぜひグッドネイバーのウェブサイトにも訪れてみてください。

執筆：阿久津　美穂(Slow Media Works)
http://www.slowmediaworks.net

［関連サイト］
● Good Neighbor（英語）
全米野生生物連盟のGood Neighbor Programのウェブサイト。この画面にある”TAKE THE GOOD NEIGHBOR pledge”のボタンを押すと、グッドネイバー度がチェックできるサイトにいきます。ぜひやってみてください。
http://online.nwf.org/site/PageServer?pagename=Good_Neighbor_home&s_src=GoodNeighbor_20080221_Web_vurl_goodneighbor___&s_subsrc=GeneralWalkOns