グリーンガーデン〜気候変動を考える

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クリスチャン・エイドは、イギリスのNGOで、環境NGOとは異なり、主に90年代になってから、児童労働問題やその他途上国における労働環境などの改善やフェア・トレードを求めて、企業等に対するキャンペーンに力を入れている開発NGOのひとつです。
なぜ、開発NGOが気候変動のこと?と思われた方がいるかもしれませが、気候変動は、先進国が原因になっているにも関わらず、その影響は、対応策が追いつかない途上国を襲っています。
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FoE インターナショナル気候キャンペナーであるキャサリン・ピアーズも「科学的な調査結果はこれまで以上に正確なものです。この(IPCCの)報告書ではすでに起こっている気候変動の影響だけでなく、世界の最も貧しい人々が最も被害を受けることを確認しています。米国を含む工業国は、率先して温室効果ガスの排出を大幅に削減し、後発途上国が持続可能な低炭素経済を構築するために支援していかなければなりません。
適応基金を含む現在の適応対策は、必要性を満たすためには明らかに不十分です。気候変動の原因づくりには何の加担もしていないにも関わらず、すでに破壊的な影響問題に直面している発展途上国への緊急の支援が必要です。さらに、今年12月のバリ会合において、工業国は2013年以降の京都議定書の第2約束期間をより効果的で強力なものにするための合意をしなければなりません。」 とコメントしています。
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GRAND DESIGN LIVEのイベントでクリスチャンエイドは気候変動キャンペーンのプロモーションを兼ねたGREEN GARDENを展示して、タイヤや廃材などを利用した発展途上国でも使えるガーデンデザインをロンドンのドックランドにある会場で展示しました。

先進国に住む私たちが、今、企業も政府も国民も一丸となって自分たちの行動、生活、社会を見直すこと、低炭素社会を実現することに本気で取り組まなければ、原因を生み出していない途上国の人たちの住まいも家族も大切な故郷も、そして未来を奪うことになるでしょう。もう、その現実は起こっているのです。

関連webサイト
http://www.pressureworks.org/

Grand Design Live
http://www.granddesignslive.com/gd/detail.php?page=99