皆さんは、世界のゴミ焼却炉の約70％が日本にあるのをご存知ですか？
なんと日本全国に1700基を超える焼却炉が存在しているのです。現代人のライフスタイルは、毎日の生活で大量のごみを発生しており、私たちの目には見えない所で安易に焼却・埋め立て処分されているのです。ゴミ問題は、環境汚染や健康被害、資源の無駄遣いなど様々な問題に直結しています。

こうした現状を脱却するために、今世界が注目しているのが『ゼロウェイスト～燃やさないゴミ政策』です。もともとはオーストラリアから始まった概念で、廃棄物の処理方法を考えるよりも、そもそも’ゴミを出さない’社会を目指そうという考え方です。ゴミを燃やさず、3Rや堆肥化などを徹底することで、ゴミを減らすことを目指します。燃やさなければ、焼却炉の燃料費や設備費もかからずCO２も出ない、まさに低炭素社会にはもってこいの取り組みなのです。

今回のご紹介する映像では、この『ゼロウェイスト』に焦点を当てています。日本の地方自治体でも、『ゼロウェイスト』を推進する様々な取り組みが始まっており、自治体のゴミの減量に高い成果を上げています。神奈川県葉山市では、組み立て式家庭用生ごみ処理容器’バクテリアdeキエーロ’という手作りコンポスターの使用が注目されており、キエーロ使った、家庭での生ごみ処理に注目が集まっています。。映像の中では、詳しくその特徴と使い方をご紹介しています。

『ゼロウェイスト』は、各家庭で私たちが最も手軽に実践できる持続可能な社会へのアクションのひとつなのではないでしょう？まずは自分のライフスタイルを見直し、どうしたらゴミを減らせるのか考えてみましょう。
執筆：大瀧

【参考ＵＲＬ】
●葉山町のゼロ・ウェイストへの取り組み
http://www.town.hayama.lg.jp/topics2/topics01.html
●上勝町のゼロ・ウェイストへの取り組み
http://www.zwa.jp/about/whats_zw/index.html