体と地球に良い食事をしよう!
- Resisted date2011.01.14 |
- Movie Time1:41 |
みなさんは、毎日どんなものを食べていますか?この番組は、食べ物と環境問題とのつながりについての、1分41秒のスライドショーです。温暖化問題の解決と、毎日私達が食べるもののつながりがよく理解できる内容になっています。
作ったのは、世界約100カ国で活動している環境保全団体WWF。アイデアのもとは、WWFの「生きている地球レポート」。これは過去40年間に地球の生物多様性や生態系がどう変わってきたのか、人類による環境への負荷(エコロジカル・フットプリント)はどれくらい高まってきたのか、その変化を伝えるために発行されているレポートです。
番組は「食べるものが地球に与える影響は大きいです」という文章から始まります。そして、温室効果ガスの約5分の1が農業から出ているという衝撃の事実を紹介。その理由は、畜産物の消費量が増え、家畜を育てる土地やエサが増えているからです。家畜を育てる土地やエサを育てる農地が開墾されることで森が失われていることが、現在大きな問題になっており、例えば、何の気なしに食べたハンバーガーが、実はめぐりめぐってアマゾンの森の伐採により開墾された土地で育ったエサを食べた家畜のものかもしれないのです。
そして、番組ではさらに怖い予測が伝えられます。それはヨーロッパの人の典型的な食事を全世界の人々がとったら、2020年には地球が2つ必要になってしまう、という予測。では、どうすれば?番組によると、解決のヒントはアジアの食事にある、とのこと。アジアの食事は欧米の食事に比べて野菜などが多く、畜産物が少ないです。だから、地球にやさしい食事になるのです。
体に良い食事は、地球にも良い。シンプルだけど、納得できるメッセージです。
執筆:阿久津 美穂(Slow Media Works)
http://www.www.slowmediaworks.net
【関連サイト】
● WWF Living Planet Report
WWFのLiving Planet Report(生きている地球レポート)の HPです。
英語
http://wwf.panda.org/about_our_earth/all_publications/living_planet_report/