今回は、green thing からとてもユニークな映像をお届けします。なんと、この映像の世界では、牛が人間の肉を食べていて、「人間の肉を食べることは地球温暖化に影響する。そして、肉を食べる量を減らす傾向にある」と言うのです。あれれ、どこかで聞いたことのある話。そうですね、私たち人間の世界では、牛や豚、鶏などの肉を摂ることと地球温暖化の関係が近頃話題になってきています。この映像では、そのことについて私たち人間の世界とリンクさせながら、非常に面白い視点から伝えています。

まず、牛のニュースキャスターが現れ、「近頃牛たちは人間の肉を食べないようになってきている」と報道しています。そして、車に乗る牛や主婦の牛、人間を食べるために殺す屠殺場で働く牛、大学教授、シェフ、さらにはラッパーの牛にまで人間の肉を食べる頻度についてレポートしています。どの牛も皆、「人間の肉の食べる量を減らした」「もうあまり食べない」などと答えています。そしてその代わりに、シェフの牛は新鮮な野菜や牧草で作ったサンドイッチを披露。肉と同じくらい美味しいようで、放送中にガツガツ食べています。

この映像は、肉を食べることについて客観的に捉えることが出来ます。まるで宇宙船に乗って違う星に行って、人間が食べられるというその星の文化を見た気分です。人間が食べられるなんて、私たちにとったら衝撃的なことですよね。それと同じで、私たちが普段食べている動物の肉も、宇宙人（宇宙牛？）から見たらびっくりすることかもしれません。そしてもちろん、動物を食べるまでの過程（保存や輸送など）で、たくさんのCO２が排出されます。映像でも伝えられている通り、肉を食べる量を減らしていけば、地球を救うことにも繋がります。これこそ、私たちの何気ない生活の中で取り組める「エコ」ですね。そんな大切なことを、くすっと笑ってしまうような新鮮な切り口で伝えてくれるgreen thingからの映像でした！

【執筆】green writer：植村レイラ

＜関連URL＞
green thingのホームページ。green thingでは、お肉を減らすことを含めて７つの簡単に出来る「エコ」について伝えています。それに関するユニークな映像もたくさんあるので、是非見てみてくださいね。
http://www.dothegreenthing.com/