地球は水の惑星と言われています。
しかし、その９７.５％以上が海水で、淡水はわずか２．５％。
そして、そのうち人間が利用できるのは、１％にも満たないのです。

今回ご紹介する番組では、蛇口を閉め忘れちゃったらどうなるの？！というのをアーティスティックに表現しています。
世界では、毎日４１００人もの５歳に満たない子供が汚れた水によって下痢をしたり脱水症状を起こしたりして命を失っているそうです。日本で暮らしていると、安全な水が手に入るのは簡単と思うのではないでしょうか？

Green.tvでもいくつか、水の大切さを訴える映像をお届けしていますが、「Water Aid」http://www.japangreen.tv/act/#/000403　はもうご覧頂いていますか？「トイレで洗浄するときの水量は、1回平均10リットルと言われており、それは発展途上国で1日に手に入れられる1人分の新鮮な水の量に匹敵します」という衝撃的な数値。安全な水がいつでも手に入る環境が、世界的に見るとまだ少ないことを改めて気づかせてくれます。皆さんのちょっとした気遣い、無駄をなくそうという心がけが世界の子供たちを救うことになるかもしれません。

また、水資源はそのまま使われているだけではありません。穀物を作るにも、家畜を育てるにも水は不可欠です。日本は、食料自給率が低く、多くを輸入に頼っているのはご存知かと思いますが、それを水の使用量に換算すると６４０億トンにも相当します。水の輸入大国と言っても過言ではないのです。
今回の映像、まずは何も説明せず、お友達に見せてみてはいかがでしょうか？
【執筆】倉田千尋

＜関連webサイト＞

●Down the plug（英語）
http://www.kethicopeland.com

● 世界水フォーラム
http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/wwf3/

●水のはなし（株式会社INAX）
http://www.inax.co.jp/eco/water/index.html