インドの象徴的な動物であるトラは、今絶滅の危機に瀕している。長編ドキュメンタリー映画「トラー死の軌跡」は、トラを撮り続けて20年以上という大ベテラン映画監督クリシュネンド・ボース氏の力作。ここで配信している５分程の映像クリップは、第16回地球環境映像祭（2008年3月開催）にて入賞したドキュメンタリー映像作品の紹介と、来日中、将来のコラボレーションのためにグリーンTVジャパンを訪問してくれた監督にお願いして急遽実現したインタビューとを組み合わせたものです。

ボース氏は常に「人」と「動物」に対して優しい視点を投げかけ、自然と共生する暮らし方を目指して環境保護を訴えかける映像作品を制作。またインドの過疎地に分け入り、普段ドキュメンタリー作品など鑑賞する機会のない村の人や子どもたちに作品を見てもらう、青空上映会を定期的に開催する活動も手がける。本ドキュメンタリーも監督の熱意と慈悲深い人柄が色濃く写し出された作品に仕上がっており、この問題の複雑さや１人１人のアクションの大切さを痛感させられる。DVDのコピーを希望する人は、直接監督に問い合わせてみよう。earthcare1@vsnl.com

＜関連webサイト＞
地球環境映像祭
http://www.earth-vision.jp

Earth Care Films
http://www.earthcarefilms.com/