素敵な植物大発見Part4~植物の環境適応力
- Resisted date2010.02.12 |
- Movie Time7:28 |
シリーズもおなじみになってきたでしょうか。イギリスの王立植物園が中心となって進めている子供のためのプロジェクト、「ダーウィンの足跡をたどって」。今回は、8,9歳の子供たちを対象にした、集めることについての勉強です。
場所は、オーストラリアのニューサウスウェールズ州。シドニーから車で1時間ほどの場所にある「ブルーマウンテン」で、リチャードさんがいろいろな気候に適応して植物が育つことを教えてくれます。
ブルーマウンテンは2000年に世界遺産に登録されました。スリーシスターズという岩、滝、ユーカリの森、とにかく素晴らしい自然がたくさん残されています。暑かったり、寒かったり、雨が降ったり乾燥したりと様々な気候がやってくる場所ですが、植物がその厳しい気候の変化にどうやって適応しているのかがわかります。
植物や動物が暮らす場所を「生息地」ということや、その生息地が乾燥すれば水分が葉から蒸発するので、それを防ぐために葉が細くなっていること、雨が多く日陰で涼しい所の植物は、日差しを求めて速く成長し、光を浴びようとすることなど、なるほど!とうなずくことばかりです。
この情報を記録していくことをこまめに続けることで、研究に使えるだけでなく、こうした貴重な環境が大切であり、たくさんの植物が生き残っていくために「生息地」を保護しようという気持ちも養えるということです。
ブルーマウンテン、1度だけ行きました。もうかれこれ20年近く前のことです。きっとあのときのままの姿で残っていてくれるのだろうと、期待を込めてビデオを見ました。
ずっと同じ形で自然を残していけるよう、努力していきたいものです。
執筆:小田原由花
【参考サイト】
● The Great Plant Hunt(英語)
The Great Plant Huntのウェブサイトです。様々なビデオやゲームが見られるので、興味のある方は見てみてください。
http://www.greatplanthunt.org/
● Kew Garden(英語)
The Great Plant Huntの取り組みを進めているキューガーデンのウェブサイトです。
http://www.kew.org/