素敵な植物大発見Part3~植物の生息地を探る

discoverers_final02.jpgダーウィン生誕200年を記念して、英国の「キューガーデン」(王立植物園)が「ウェルカム・トラスト」という公益信託団体などとともに立ち上げた子供の科学心を養うためにイギリス全土の小学校をつないで進めていくプロジェクト。

discoverers_final03.jpg今回は、6~7歳のプログラムで、「発見者たち」というタイトルがつけられています。
少し内容が高度になり、植物はそれぞれに「適した生息地」があり、その生息地に合った形状をして育つということを、オーストラリアのダンさんを先生にして教えてくれます。ほかにも植物の種を採取するときには、場所を正確にメモしておくと、家に持ち帰って育てるときや「ミレニアムシードバンク」という、採取した種を送ってその植物を保護していこうとする取り組みに送るときに役立ちますよということまで教えます。

discoverers_final01.jpgこれを、イギリス全土の小学校レベルで共通して利用しているというのが素晴らしいと思います。科学離れは日本で顕著だといわれて久しいですが、IT全盛期の今、教育界が手を取り合ってHPを立ち上げ、そこから得た情報をもとに、ITと正反対の場所にある実体験をして科学の心を養うのです。
ホームページの作りも非常に愛らしく、ずっと見ていても本当に飽きません。
今後、学年が上がるにつれてどのように内容が深まってくるか、楽しみですね。
執筆:小田原由花

【関連URL】
●THE Great Plant HuntのHP(英語)
子ども対象のサイトと、教師が対象のサイトがあります。
http://www.greatplanthunt.org/
●Kew Garden(英語)
The Great Plant Huntの取り組みを進めているキューガーデンのウェブサイトです。
http://www.kew.org/