環境教育の中で伝える生物多様性~清里ミーティング 2009
- Resisted date2009.12.11 |
- Movie Time9:06 |
Green TVジャパンのクルーは、先日11月14日(土)から15日(日)にキープ協会清泉寮で開催された「環境教育全国ミーティング 清里ミーティング2009」に参加してきました。今年のテーマは『生物多様性』。2010年は国際生物多様性年であると共に、名古屋でCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が開催されるため、「生物多様性」を社会に浸透させるための環境教育の役割について考えることが、今回の主題となりました。事例報告を中心とした環境教育プレゼンテーションをはじめ、様々なワークショップや基調講演が行われました。参加された方たちは、生物多様性が、私たちに密接に関わっていることを知りつつも、一般的には複雑でわかりづらいそれをどのように今の仕事に生かし、人に伝えていけばよいのか。そのヒントを見つけようとミーティングに期待している方も多かったのではないでしょうか。実はGTVスタッフもそんな一人でした。
今年で23回目を迎えたこの環境教育フォーラムは、1987年9月に自然教育・野外教育・環境教育に関心を寄せる人たちが集まって開催された「第1回清里フォーラム」からスタートし、毎年1回「清里ミーティング」という名前で開催されるようになりました。全国各地から研究・教育・行政・企業・NGO・NPOなど環境教育の現場で働く人々をはじめ、環境教育に関心のある方々が一堂に会します。ミーティングの主要テーマは「1. 参加者同士のネットワーク」「2. それぞれの環境教育活動を再認識し、理念や意識を共有する場」です。環境教育に携わる人々のための、意見交換や交流の場として重要な役割を担っています。このミーティングを主催する日本環境教育フォーラム(JEEF)は、行政や企業と連携した環境教育の推進や自然学校の普及、途上国の環境教育支援など、様々な活動を展開しています。
環境教育は、持続可能な社会を構築していくうえで不可欠な要素です。ひとりでも多くの人に環境意識を高めてもらうことは、Green TVの主要なミッションのひとつでもあります。社会全体がグリーンにシフトしていくためには、私たちひとりひとりの意識の変革が不可欠です。私たち消費者には選択する権利があり、だからこそ責任のある選択が求められます。様々な環境教育ツールを活用し、自ら学び理解を深めることで、未来の地球と私たちの子孫のために正しい選択ができるようになりたいですね。
【関連URL】
●清里ミーティング
http://www.jeef.or.jp/kiyosato/index.html
●社団法人 日本環境教育フォーラム
http://www.jeef.or.jp/index.html