湿地に集まるツルを守る~ウガンダ

jimmy001.jpg世界中には、地球の環境を守るため、世界の貧しい国の人々を救うために活動している人がたくさんいます。近年、こうした人々を称え、支援するために様々な環境基金が設立されています。その中でも、1994年にイギリスで始まった『ウィットリー・アワード』は、ヨーロッパでも最大級の環境に関する賞で、優れた自然保護活動を行った人々に贈られる賞で、受賞者には活動費の支援や賞金が授与されます。

jimmy002.jpg先月、2010年のウィットリー・アワードが発表されました。今回の映像では、受賞者の1人であるJimmy Muheebwa氏の活動をご紹介します。ジミー氏は、ウガンダにおいて鶴とその生息地である湿地帯の保全に取り組んでいます。ウガンダでは人口増加により、多くの湿地を農地や牧草地に転換することで生計を立ててきました。しかし、これにより鶴を始めたくさんの生き物の生息地が減少してしまいました。こうした事態を打開すべく、ジミー氏は市民に積極的に働きかけ、湿地の価値を訴えると共に、どうしたら湿地やそこに生育する生き物たちと持続的な共存社会を形成できるのかを模索し、見事に成果を上げることができたのです。

人々の草の根の活動は、世界を変える大きな原動力となります。地球市民の一人として、地球のためできること、未来の世界のためにできることを考えてみませんか?

【参考サイト】
ウィットリー賞のHP(英語)
http://www.whitleyaward.org/index.php

Jimmy Muheebwa氏の活動詳細(英語)
http://www.whitleyaward.org/display.php?id=166