2010年 国際生物多様性年
- Resisted date2010.05.07 |
- Movie Time5:16 |
今年は、国連が定めた「国際生物多様性年」です。生態系を破壊している張本人である人間こそが、その破壊を食い止めなければならないと、今こそ立ち上がろうというものです。そんな中開かれるのがCOP10。Cop10は今年10月に愛知県名古屋市で開催される、国際会議です。
大変よく耳にします。ここで、しっかりとその意味を押さえておきましょう。
「COP10支援実行委員会」のHPによると、COPとは、Conference of the Partiesの略で、生物多様性条約を結んだ国が集まる会議ということ。今回で10回目を迎えるから”10″なのです。では、「生物多様性条約」とは何かといいますと、ラムサール条約やワシントン条約など、特定の地域や種の保全に取り組むだけでは、生物の多様性を保てないということから、新たな枠組みとして1992年に採択され、翌年発効、日本は発効した年に締結しています。現在、193の国と地域が締結しています。
この条約には3つの目的があります。
●地球上の多様な生物をその生息環境とともに保全すること
●生物資源を持続可能であるように利用すること
●遺伝資源の利用から生ずる利益を公正かつ衡平に配分すること
ご紹介するVTRでは、国連の潘基文事務局長
が直接私たちに訴えます。「生物多様性 それはいのち」だと。レッドリストの紹介もあります。2050年までにサンゴ礁は全滅です。魚の生産性を考えたときの漁獲量目いっぱいまたはそれ以上を獲っている漁場が全体の4分の3。ほかにもたくさん挙げられていますが、人間はなんと勝手な生き物なのかと愕然とします。今からでもいい、何か一つでもいい、自分にできるほんの一歩を踏み出さなければなりません。
参考サイト
「2010国際生物多様性年」のHP.(英語)
http://www.cbd.int/2010/welcome/
国連環境計画のHP.(英語)
http://www.unep.org/iyb/
生物多様性条約第10回締約国会議
支援実行委員会のHP.(日本語)
基礎からしっかりと分かります。
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/index.html