サンゴ礁を守る~海洋保護区の設定

greenpeace_kadavu02.jpg海が好きな方、ダイビングをされる方はご存知かと思いますが、ご紹介するのはフィジーのカンダブという地域。フィジーといえば南太平洋のほぼ中央部に位置する美しい海とたくさんの島で成り立つ国で、おもな産業は観光と漁業。本島のさらに南にあるカンダブは「知られざる秘境」と呼ばれています。島の南東部にあるのが世界で3番目に広いラグーン「グレート・アストロレイブリーフ」で、世界中からダイバーが集まります。
近年では、秘境のイメージを損なわないよう小規模なリゾートができ始めているそうですが、今回ご紹介するVTRではその海洋保護がテーマです。

greenpeace_kadavu01.jpgグレート・アストロレイブリーフは、サンゴだけでなくその周りに集まる魚たちの生活の場であり、周囲で漁を営む人間にとっても大事なものですが、以前のように魚がいなくなってしまいました。理由は、いつでも漁をして魚をとってしまっているから。自然は、人間が勝手赴くままに利用してしまったら残していけないのです。
そこで、漁場を制限したり、漁の期間を定めたり、これからいろいろな方法で海を守っていくことになるようです。

greenpeace_kadavu03.jpg 人類は水なくしては生きていけません。この活動はまだこれからのことですが、これに見習って全地球人が少しでも海を大切に思う気持ちを胸にしてくれたらと思います。
執筆:小田原由花

【参考ページ】
●フィジー政府観光局のHP
http://www.bulafiji-jp.com/area/kadavu/kadavu_resort.html