種の絶滅危機~IUCNレッドリストから学ぶ
- Resisted date2009.11.20 |
- Movie Time5:01 |
「レッドリスト」という言葉を、皆さんも一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか?来年2010年の国際生物多様性年ならびに名古屋で開催されるCOP10を前に、生物多様性が今、ホットな話題としていろいろな場面で取り上げられています。グリーンTVでも、以前IUCN親善大使を務めるイルカさんにご協力頂いて作成したコンテンツの中で、この「レッドリスト」についてご紹介しました(http://www.japangreen.tv/journal/#/000364)。
簡単にいえば、「レッドリスト」は絶滅に瀕している野生生物をリスト化したもので、1966年から国際自然保護連動(IUCN)が制作しています。2009年版のレッドリストも先日公開されました(http://www.cop10.com/news/000134.html)。評価対象となった4万7677種のうち、1万7291種が絶滅のおそれがあると報告されています。この事実を皆さんはどのように受け止められますか?
今回の映像では、このレッドリスト作成に直接関わられている、IUCNのジェーン・スマートさんにお話を伺いました。彼女は、IUCN種の保存プログラムの責任者であり、植物生態学者として湿地生態系の復元・管理・調査に携わってきました。取材をさせて頂く中で、彼女はレッドリスト作成の際に彼女が直面した信じ固い事実についてお話頂くとともに、生物多様性保全のために私たちができることについて伺いました。
皆さんも一度、レッドリストをご覧になってみてください。実は、私たちもよく知る動物や植物が掲載されていることに驚かされるでしょう。手遅れになる前に、今私たちにできることから始めましょう。
【関連URL】
●IUCN日本委員会
http://www.iucn.jp/
●IUCNレッドリストのHP(英語)
http://www.iucnredlist.org/