動植物保護最前線、そのヒント!
- Resisted date2009.04.24 |
- Movie Time5:37 |
環境問題が取りざたされるようになり、しばらくたちますが、今も開発は続き、多くの動植物が絶滅の危機に瀕しています。この問題はどうすれば、解決の方向に向かっていくのでしょうか?そのヒントとなるアドバイスを集めたのが、今回紹介するIFAWのGaining Ground(着実に前進する)という番組です。
番組を制作したのは、IFAW(International Fund for Animal Welfare)という世界的な動物保護団体です。約30年前にカナダで設立されて以来、活動の規模を広げ、現在は事故や天災の時の動物の保護、象の生息域を守る活動、野生動物の密猟を阻止する活動など、世界中で幅広く活躍しています。日本支部もあります。
番組では、アメリカ、カナダ、インドなど様々な国で野生の動植物の保護活動に関わっている大学教授やIFAWのスタッフ、動物保護団体のスタッフがこれからの活動ですべきことを語っています。最初は環境活動にはみんなに問題を伝え、活動に導いていくカリスマ的な人が必要」「開発する場合は、開発する理由をしっかり述べる必要がある」など環境活動を進めるうえで必要なことが言及されます。次に紹介されるのは、漁獲量の問題。生態系を乱すほど大量に魚が捕られてしまっている問題について、大学の教授らから「予防策が必要だ」という意見が出されます。
さらに、インドで象などの保護活動に関わるスタッフからは「自然の力、動物の力にまかせて自然を残していく必要がある」との意見が。アフリカで野生チンパンジーの研究で功績を残したことで有名なジェーン・グドール博士は、環境保護に関する意見を反映する政治家を選ぶ必要性、そして最後にあきらめないことの大切さを語っています。
ぜひ、世界中で活動している環境活動家の貴重な意見を、みなさんの身近な環境活動のヒントにしてみてください。
【執筆】阿久津 美穂(Slow Media Works)
http://www.slowmediaworks.net
[関連サイト]
● IFAWのサイト(日本語)
今回紹介した番組を制作したIFAWの日本支部のウェブサイトです。
http://www.ifaw.org/ifaw_japan/index.php
● ジェーン・グドール・インスティテュ−ト・ジャパン(日本語)
ジェーン・グドール博士の団体の日本支部のホームページ。彼女の経歴などが分かります。
http://www.jgi-japan.org/