地球の生きもの 生物多様性(後編)
- Resisted date2016.01.06 |
- Movie Time15:09 |
2010年は、国連が定めた生物多様性年。2010年10月に名古屋市で開
催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、2010年
以降の生物多様性を保全するための世界目標「愛知ターゲット」と、
遺伝資源の利用と配分(ABS)の国際ルールを定めた「名古屋議定
書」が採択され閉幕した。
179の生物多様性条約締約国や関連国際機関、NGO、先住民代表等、
1万3千人以上が参加した国際会議において、議長国である日本は、
一定の責任とリーダーシップを果たしたと言えるだろう。
そして、COP10閉幕から2か月が経った2010年12月、国連総会は、
2011年~2020年を生物多様性の10年と位置付け、国際社会が協力し
て生態系保全に取り組むことを決議した。国際会議や国連での議決
は、私たち市民にとって、これからの10年がとても重要であること
を示唆している。
今回紹介する映像は、2010年の5月22日(国際生物多様性の日)に
合わせて制作され、BS-TBSより放送された特別番組の30分編集版で
ある。本映像は、教育機関や自治体、各種イベント等の利用を通し
て、生物多様性そのもの、そして生態系を保全することの重要性を
広く一般生活者に知ってもらうことを目的に制作している。
本映像は、上記のテレビ番組同様、千葉県知事やIUCN副理事を歴任
した堂本暁子さんがプロデューサーを務め、Green TVが映像制作を
担当している。
今回の配信により、Green TVのサイトを通して、いつでもどこでも
誰もが自由に映像を見ることが出来るが、今後は、環境省や文部科
学省が中心となり、本映像が収録されたDVDを、全国の小中学校を
中心に本格的に配布される予定である。
地球の将来が決まる今後の10年。この映像を見て、地球に暮らす
全ての生きものたちの暮らしを支える生物多様性の重要性と価値を
再認識しよう。
【関連サイト】
生物多様性(環境省 自然環境局)
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
BS-TBS 番組紹介ページ
http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT1003900