絶滅の危機から救え!~サイを野生に帰すために~

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この映像は、地球上にわずか1,700頭しか残っていない特に絶滅が危惧されているイッカクサイを自然に戻すための活動映像、第二弾です。(第一弾は下記で!!)
http://www.japangreen.tv/mv/?cat=ch3&fn=36
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この映像に出てくる保護センターは、2001年にWTIとIFAW、そしてアッサム州森林局が共同で創立したもので、様々な動物を受け入れることができるインド初の施設で、野生に戻されても生き延びることができるようになるまで動物を世話します。以前は、助けても動物園に連れて帰って終わりだったものが、野生復帰させることが可能となりました。
また、マナス国立公園の保護区域が3倍に拡大されたことも発表されています。
IFAWとWTIは数年前から絶滅が危惧される動物の個体数を増やすなど、公園の生態系を護るための活動を行っています。マナスは世界の中でもゴールデンラングールの個体数がもっとも多い場所の一つであり、北東インドで唯一アクシスジカが生息する場所だと言います。また、他にも、サイチョウ、トラ、インドヤギュウ、そして500頭の野生ゾウの群れが生息している貴重なエリアなのです。
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ではここで、これらの活動をしている団体について、少しご紹介しておきましょう。
IFAW (国際動物福祉基金)は、世界中で動物と生息地を護り動物と人間双方のためになる実用的な解決策を推進していこうと1969年に設立。また、
WTI(インド野生生物トラスト)は、インドの野生生物の絶滅を防ぐための緊急活動を展開する非営利保護団体として設立された団体で、インドの野生生物を取り巻く環境の急激な悪化を受けて1998年11月に設立。IFAWとWTIは、インドで野生生物保護と動物福祉の運動を強化するために2000年に提携関係を結び、インドとその周辺地域における野生生物への脅威に対する解決策を求めて戦略を練っているそうです。
ぜひ、皆さんもまずは「知ること」から始め、できることを考えてみて下さい。

関連webサイト
IFAW
▶インドでサイとゾウが野生復帰、保護区域も拡大
http://www.ifaw.org/ifaw/general/default.aspx?oid=227201


▶IFAWがインドでサイを野生に帰す
http://www.ifaw.org/ifaw/general/default.aspx?oid=202918

絶滅の危機にあるイッカクサイ、密猟の被害に
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2092021/765231