国連環境計画（UNEP)の世界氷雪地帯に関する環境レポートは、氷雪の溶解がもたらす、すでにもたらしている様々な環境問題を報告している。

溶解の原因は地球温暖化だ。氷地帯は淡水源というだけではなく、様々な動物や先住民の生息地でもある。氷が溶ければ海水位が上昇し海岸沿いに住む人々は洪水で住処をなくし、同時に山脈などの氷河地帯の近年の後退は、河への流水量に影響し水資源の問題を各国にもたらす。氷の溶解は気候変動をさらに促進するという証拠も続々と出てきているようだ。

このように世界規模で環境の「動き」を見てみてると分かることは、全てつながっているということだ。そして環境はバランスで保たれているということ。バランスが崩れているために自然もそれを取り戻すために動き始めている。人間もその自然の一部として現在の生活を見直し、敏速に行動に移すことが求められていると思う。そして人間の今の生活や発展を変えなくてもそれはできるし、その方法はたくさんあると言う。地球規模で考えると手に負えないと感じてしまうが、身近なことから、小さなことでもいいからまず始めてみることが大事ではないでしょうか。

＜関連webサイト＞
私たちにできること　「ハチドリ計画」
http://www.hachidori.jp/home.html

国連環境計画（UNEP)
http://www.unep.or.jp/japanese/