低炭素社会を目指す革新的アイディア

sustainable_innovation.jpg今回ご紹介するのは、ある賞への応募を呼びかけるビデオです。
どんなことに取り組むかというと「低炭素経済を持続可能な革新的アイディア」を考えて応募するのです。
主宰しているのは、イギリスにある「アシュリッジ・ビジネススクール」で、協力はアメリカのヒューレット・パッカードとWWFで、1999年に始まったものです。
ビデオでは、現在の人間の暮らしがあるのは、人類の歴史の中で、物事を新しい角度でとらえた革新的な偉人たちが飛行機やスーパーマーケットなどを創造したおかげだが、それが行き過ぎて現在地球は破壊されつつあるのだということを、CGをつかって鮮明に訴えかけてきます。
wwf_sustainable_innovation_award01.jpg今、現在の私たちも、環境破壊という歴史の通過点にいるということを自覚させられます。そして、その歴史に「環境を破壊した人物」として名を残すのではなく、新たな発見をして「ソリューションを提示した人物」として名を残そうと呼び掛けます。
飛行機を思いついた人物は「空を飛ぶ鳥」を漫然と眺めたのではなく、そこから「人も飛べれば世界中の人に会える」と思いを広げたことから飛行機が生まれたのです。なんでもないことから人類の歴史を変えるものを生み出すことができると、ハッとさせられます。
wwf_sustainable_innovation_award04.jpg今を生きる私たちがこれからを生きる子どもたちに美しい地球を残すには、化石由来のエネルギーではないものを利用する新しいものを生み出す必要があり、それがビジネスとして成り立つものを募集しています。
このビデオのCGは、誰が見てもわかりやすいうえ、センスもよく素晴らしいものです。ナレーションも詩的で、地球の存在の大切さを感覚で感じ取ることができます。どうぞご覧ください。

小田原由花

【関連Webサイト】
●「アシュリッジ・ビジネススクール」の低炭素経済にするための”持続可能なアイディア募集”のHP。
http://www.ashridge.org.uk/sustainableinnovation

●”European Academy of Business and Society”のHP
http://www.eabis.org/about/about-eabis-5.html