エベレストの危機~脅かされる伝統的暮らし~

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標高8,840m、ヒマラヤ山脈にある世界最高峰、エベレスト。
最近では、地殻変動や地球温暖化の影響でその標高は年々変動していると言われています。

標高8,000m付近での気圧は地上の1/3、基本はマイナス40度~50度の自然環境ですが、そのエベレストでさえ、雪が少なくなっているというのは、私たち日本人にとってはちょっとショッキングな出来事です。

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映像の中の現地の僧侶の方の夏は暑いとのコメントに加え、エベレスト周辺の氷河はなんと過去30年で200m~300mも低くなっているという事実を私たちもきちんと受け止めなければなりません。

氷河の減少は、現地で昔ながらの伝統的な生活を送るチベットの人達の生活を変え、中国やインドに供給される貴重な水源も脅かされてしまっています。

地球環境を担う責任は私たちが全てその責任を担っていること、今一度その事実を重く受け止めなければなりません。

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ちなみに、このエベレスト、ネパール政府に支払う登頂料が掛かるのをご存知でしたか?
登頂ルートは全部で15種類あるらしいのですが、一番安いルートでも、日本円で約300万円もの費用が掛かる様です。

そして、あの三浦雄一郎さん、2008年になんと75歳での登頂への再挑戦を予定しているそうです。

ネパール政府の徴収する費用、是非、エベレストの自然環境維持のために還元して欲しいものです。

関連webサイト

http://www.greenpeace.org/international/