庭園に見る~地球温暖化の影響
- Resisted date2010.03.12 |
- Movie Time2:21 |
英国王立植物園の”ミレニアムシードバンク”について、以前「ダーウィンの足跡をたどって」のシリーズでお伝えしたことがありますが、見ていただけたでしょうか。
通称「キューガーデン」と呼ばれる王立植物園の園長が登場する今回のVTRでは、植物園の中で起きている地球温暖化による悪影響について、わかりやすく、簡潔に伝えられています。
VTRをご覧いただければすぐにおわかりいただけると思いますが、少し気温が上昇してきたことで、花の咲く時期と受粉を手伝う虫や動物たちとの循環リズムが異なって、植物たちがうまく生き残っていけないということなのです
キューガーデンのホームページによると、地球上から消滅しそうな植物はおよそ7000種あるといわれていて、植物の消滅を防ぐために、キューガーデンは2020年までに、全植物の25%の種類の種を収集する「ミレニアムシードバンク」のキャンペーンを行っているということです。
大雪が降ったりしている今年の日本。寒すぎるとか暑すぎるとか、そういうことのない、美しく情緒豊かな四季をいつまでも味わえるよう、気温の上昇を身近な問題としてとらえていきたいと思います。
執筆:小田原由花
【参考サイト】
●キューガーデンのHP(英語)。
現在の園内の様子がわかったり、様々な取り組みが紹介されたりしています。
http://www.kew.org/science-conservation/conservation-climate-change/index.htm