夏至 動けば変わる キャンドルナイト

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アメリカ、中国、ロシアに次ぐ、世界第4位のCO2排出国である日本は、京都議定書議長国として、そして、約束期間が始まる2008年に向けて、国家を挙げてのCO2削減に向けた抜本的な取り組みが必要となっています。

環境税や環境配慮型製品への税制優遇措置等、温暖化防止に向けた法制化や制度の整備と併せて、個人レベルでの取り組みも今後は重要であると考えています。

こうした中、日本では草の根的な運動として、真夏の日中にいっせいに打ち水をしたり、節電を呼び掛けたり様々な取り組みが行われていますが、2007年夏、夏至をターゲットとして行われた2つのイベントを紹介します。

一つは、TEAM GOGOによる、地球温暖化防止を呼びかけるために「”号外”を豪快に配っちゃおう!」というプロジェクトです。
元お笑いタレントの「てんつくマン」さんが言い出した企画で、全国で3,000万部の地球温暖化を呼び掛けるタブロイド版の新聞を印刷し、6月22日前後の夏至を中心に、既に、2,500万部が全国のボランティアスタッフにより配布されています。

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特に、6月18日には、「てんつくマン」が先頭に立ち、新宿、渋谷、新橋等、山手線の主要駅において、街宣車による呼掛けと、号外配布が行われました。

また、ここ数年で日本の夏至の取り組みとして、定着し始めた「100万人のキャンドルナイト」も、更に全国に広まっています。夜の8時から10時まで電気を消してスローな夜を楽しむキャンドルナイトは、既に900件以上のイベントが開催され、その広がりは、アジアやアメリカまでに及び、様々な独自のイベントが開催されています。

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経済立国と同時に、環境技術大国である日本の役割は、温暖化防止に向けて、今後も益々重要となります。
国を挙げての法制度化、日本が誇る環境技術、そして、号外を配る全国のボランティアスタッフやキャンドルナイトを実践する一般市民の個人一人一人による取り組み、こうした3つがうまくかみ合ってこそ、CO2を削減し地球温暖化を防止できると思うのです。

【協力】
大地を守る会
http://www.daichi.or.jp/

株式会社オフィスボウ
http://www.officeboe.co.jp/
http://www.officeboe.co.jp/

TEAM GOGO! 2007
http://teamgogo.net/

関連webサイト
WEBテンツク
http://www.tentsuku.com/

100万人のキャンドルナイト
http://www.candle-night.org/